テレビの組織

PR KNOWHOW - Part.30

ホーム > テレビの組織

テレビの組織

PRノウハウ集

マスコミの仕組みを理解するために、新聞、雑誌と順番に概要と、それぞれの特徴について紹介してきましたが、今回はテレビについてお話します。テレビは大きく分けて、NHKと民放に分けることができます。

NHKは、ご存知の通り、受信料を収入源とし、全国で視聴可能の公共放送です。
公共放送なので、特定の団体や企業の利益にならないよう、具体的な企業名や商品名を取り上げることにはとても慎重です。

一方、広告収入が収入源の民放は、地上波といわれ、各地方エリアに数局存在しています。各県を放送エリアとし、東京のテレビ局を中心として全国ネットワークを組み、このネットワークで番組をほぼ同時に各局で放送するシステムになっているのです。

また地方では、県に2?3局の民間のテレビ局があり、地元に密着したニュース番組を制作しています。全国ニュースと地元のニュースは別枠なので、地元のネタを常に欲しがっているのが現状だという事です。

そのため、地方テレビ局のニュースには、地元ネタや地元のイベントなどを提供すると、番組に取り上げられる可能性はグッと高くなります!

ちなみに、民放ネットワークは、

FNS(キー局はフジテレビ)、
ANN(キー局はテレビ朝日)、
NNN(キー局は日本テレビ)、
JNN(キー局はTBS)、
TXN(キー局はテレビ東京)の5つです。

●テレビ局の番組をつくる4つの部署

1.ニュース番組担当の報道局
2.ドラマやクイズ、バラエティ番組などを制作する製作局
3.ワイドショーを担当する情報局
4.スポーツニュースやスポーツ番組を制作するスポーツ局

ニュース番組担当の報道局の社員は、各テレビ局の社員である場合が多いですが、他の番組局については、実は外部の制作会社に発注していることも少なくありません。
これは、番組の最後に流れるテロップの制作という箇所をみると、よくわかります。
そのため、テレビ局に直接アプローチも大切ですが・・・・番組によっては制作会社に情報を提供することも重要なのです!!

有料の衛星放送(BS)は、各キー局が1~2局を所有し、BSで放送されると短期間に何度も再放送され、視聴者の目に留まり安いという利点があります。また、各キー局は、数局の通信衛星放送(CS)を所有し、CATV同様、チャンネルによって専門性を高めています。

つまり、チャンネルごとにドラマ、映画、スポーツ、料理などの内容に分かれています。
そこで、まず最初にテレビにアプローチする方法として、新聞における専門・業界紙と同様、まずは、CS、CATVに露出することから考えてもよいでしょう。
これらは、内容が細分化されており、地方ごとに番組もあるので、情報を提供しやすく、また取り上げられる可能性も高くなります。

■PRノウハウ集、その他の記事はこちら

PRノウハウ集の記事一覧に戻る