プレスリリースを読んだ記者から、もしくは、記者の誰かの紹介で、取材の申し込みを受けたとします。
やっと取材までこぎつけた!とここで気を抜いていると、今までの苦労が水の泡になりかねません。プレスリリースの次のステップとして、細心の注意を払わないといけません!何にか・・・・と申しますと、それは、マスコミ各社の対応にです。
というのは、その対応次第で、バッシングされる危険性もあれば、好意的な取り上げられ方になったりもするからです。そこで、マスコミからの取材前の対応について、PR会社として以下の3ステップにまとめてみました。
1.取材窓口を一本化しておくこと。
マスコミからの取材は通常、一般的に広報担当者宛に申し込まれますが、予め、問い合わせの窓口を一本化して作っておくこと。
よく取材が(特に電話だと)たらい回しにされるケースがありますが、これは不信感を持たせる大きな要因にあります。
また、部署や担当者の人が勝手に取材に応じたりすることも避けなければなりません。必ず取材対応の情報は広報部で一元管理される必要があります。
2.取材申請を受けた場合、まず以下の点を必ず確認すること。
●マスコミの社名 ・媒体名 ・氏名 ・取材趣旨・掲載コーナー
●取材対応の希望者 ・希望日時 ・取材場所 ・所要時間 ・写真撮影の有無 ・〆切日時
また、どのような取材目的としているかも重要です。取材内容に合っていない情報提供や人選ミス等は企業の信頼性を疑われかねません。
3.取材対応の可否
2の取材申請の段階で取材趣旨などをよく確認した後、取材を受けるべきかどうかを決定します。
断る場合には、なぜ受けられないのかを記者が納得のいくように説明する必要があります。(そうしないと不信感を持たれる危険性があるからです。)また、取材の対応が遅く、なかなか返事をしないのも同様に記者の印象を悪くします。
返事が遅れる場合はあらかじめ、いつ頃までには返事ができるかだけでも先に伝えておく。